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サイトマップ起立性調節障害と生活習慣について
2021/07/26
起立性調節障害という言葉を聞いた事があるでしょうか?以前は中々聞くことの無かった病気ですが現代ではかなり認知されています。思春期の子供の約3分の2がこの症状に悩まされているとも言われます。今回はこの起立性調節障害についてお話していきます。
◆起立性調節障害と副交感神経と交感神経
起立性調節障害を知るにはまず自律神経と副交感神経、交感神経について知っておくことが非常に重要になります。
人間の体には自律神経という物があります。これは自分で考えなくても生きる為に行う生命活動の事です。「心臓を動かす」「息をする」このような動作は自律神経が正常に働いている証拠です。
そして自律神経は2つの神経に分かれてきます。それが副交感神経と交感神経になります。副交感神経はリラックスしている時に働く神経になります。睡眠時などは呼吸がゆっくりとなり、副交感神経が優位に働いています。一方交感神経とは運動すると呼吸が荒くなり、血液を循環させるために心臓が早く動くなどの人間が起きている時に働く神経と言って良いでしょう。
◆起立性調節障害とはどんな症状?
「子供が朝、中々起きない」「起きても気分が悪い」こんな症状をお子様で経験したことはありませんか?起立性調節障害とは自律神経調節障害の一種で体の循環器系の働きが異常をきたしている事を指します。人の体は朝に起きると副交感神経から交感神経に切り替わり血液を効率よく体中に循環させる機能があります。しかし、起立性調節障害の場合はこの副交感神経と交感神経の切り替えが上手くいかず、血液の循環が悪いままになっている状態なのです。いわゆる「立ち眩みのひどい症状」の事です。
そのため朝起きた時に立ち眩みを起こしたり、吐き気や気分が悪い、めまいなどを起こしてしまうのです。無理に学校に送り出したりしても学校で貧血になったりして倒れてしまうケースもよくあります。
「学校をサボりたいから?」と考えるのではなく一度お子様のお話や症状をよく聞いてあげて早めに専門医に相談するようにしてみてください。
◆起立性調節障害の原因とは
次に起立性調節障害の原因を考えていきましょう。起立性調節障害は体質などもありますが、多くは生活習慣の乱れやストレスが原因となっています。特に最近の子供たちは夜更かしすることも非常に多くなっています。
下記の生活習慣に当てはまるような場合は早めに規則正しい生活習慣に戻すように心がけてみてください。
・夜更かしが多い(深夜0時以降の就寝)
・ゲームの時間が夜遅くまで続く、時間が長い
・朝食を食べない
・暴飲暴食
・姿勢が悪い(猫背など)
・慢性的な運動不足
・スマホやゲームを併用して使用する
・過度なダイエット
・精神的なストレス(いじめなど)
これらの生活習慣を送っているのであれば起立性調節障害予備軍といっても良いでしょう。特に深夜にゲームを長時間行っていると交感神経が優位になりっぱなしの興奮状態になりますので中々寝付けなくなります。やっと副交感神経が優位になった時には起床時間となってしまい直ぐに交感神経に切り替わることができないのです。
そのため「めまい」「ふらつき」「貧血」などの症状が発生してしまうのです。
◆起立性調節障害の治療法
起立性調節障害の治療方法は複数あります。一般的には薬物治療や漢方薬、マッサージなど色々とあります。薬物治療は血圧を上げるようにするタイプのものなどがあります。またマッサージは体の血流を良くするために行います。
しかし、これらの治療法は起立性調節障害を克服するためのサポート役になります。メインの治療法方法ではありません。「薬を飲んでいる」「マッサージをしている」からといって生活習慣がいつも通りでは全く効果が出ないでしょう。一時的に効果があったとしても直ぐにまた起立性調節障害の症状が発生してしまいます。
これは体の免疫力や自然治癒力が正常に働かず、自律神経の自己修復作業を完全に行えない事が原因となり、起立性調節障害の症状を発生しやすくしてしまっているのです。
薬やマッサージばかりに頼っていても起立性調節障害の克服は難しいでしょう。まずは生活習慣を見直す事から自然治癒力や自己免疫力を活性化させて体を正常な状態に戻すようにしてみてください。
◆起立性調節障害と自然治癒力
自然治癒力はケガを治すだけではありません。体の疲れをとったり、ストレスを改善したり、自律神経を正常に動かしたりする役目を持っています。生活習慣を見直して規則正しい日常生活を送る事により自然治癒力が活性化されるのです。深夜までのゲームやスマホなどは筋肉組織を休めているかもしれませんが重要な自律神経を休める事はしていません。
できるだけ早寝早起きをさせるようにお子様の生活習慣に気を使ってみてください。
「早起きは3文の得」です。反抗期のお子様も多いでしょうがしっかりと向き合い、起立性調節障害を克服していくように頑張ってください。
起立性調節障害の詳しい記事はこちら
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