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サイトマップ自律神経障害と日常生活について
2021/05/21
自律神経障害という言葉を聞いて「どんな症状だろう?」と考える人も多いのではないでしょうか。自律神経障害は様々な症状があり、「これだ!」というものは存在しないのが現実です。不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼ばれる原因不明の症状も、もしかしたら自律神経障害かもしれません。今回はそんな厄介な自律神経障害と日常生活についてお話していきます。
◆自律神経って何?
自律神経障害を克服していくためにはまずは自律神経について理解しておくことが非常に重要です。自律神経とは文字通り自立して活動する神経の事です。皆さん「心臓を動かそう」と思って動かしていないと思います。自然に心臓は脈打ちます。これは自律神経が正常に働いているためです。自律神経とは自分の考えとは別に人間の身体を正常に機能させるように自立して働く神経の事を指します。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。走ると呼吸も荒くなり、脈も速くなります。これは身体が酸素を欲しがっているため呼吸も荒くなったり、脈も速くなったりするのです。これが交感神経の働きです。逆に寝る時は呼吸もゆっくりになり、脈もゆっくりになります。これが副交感神経の働きです。活発になる日中が交換神経、リラックスする時が副交感神経と覚えておきましょう。
◆自律神経障害とは
自律神経には2種類あると前述しました。この2種類の神経が意図せず入れ替わったらどうなるでしょうか。寝ている時に呼吸が荒くなり、脈が速くなる。逆に日中には手足が冷たくなり血液の循環が悪くなる。このような状態になると色々な症状が発生してきます。
主な症状は下記の通りになりますが、これら以外にも原因不明の症状は自律神経障害かもしれませんので体の不調を感じたら早めに専門医にて診察を受けることをおすすめします。
・疲れやすい
・動悸がする
・めまいが多い
・便秘、下痢
・頭痛
・不安感
・関節の痛み
・のぼせ、ふらつき
・発汗
・手足の冷え
・不眠
これらの症状が複合して発生することも多くあります。特に自律神経障害は精神的にも不安定になり、重症化すると日常生活にも影響を及ぼすことがあります。
このように自律神経が正常に働かず頻繁に交感神経と副交感神経が入れ替わり身体の不調を発生させるのが自律神経障害になります。
◆自律神経障害における日常生活
自律神経障害の原因としては色々な日常生活の中の生活習慣が大きな原因となっています。特に精神的なストレス、光や音の激しい所での日常生活、不規則な生活これらは自律神経障害を引き起こす大きな要因のひとつにもなっています。
日常生活の中で下記に該当する人は自律神経障害の予備軍となりますので充分に注意して日常生活を見直すことや、専門医に診察を受けるなどの対応を早めにとりましょう。
・仕事上精神的なストレスが多い
・人間関係のストレス
・家族関係のストレス
・不規則な食習慣
・不規則な睡眠習慣
・更年期
・生理不順
・出産直後で調子が悪い
・過去に違法薬物などに手を出したことがある
・子育てのストレス
これらはごく一般的なものかもしれませんがメンタル的に強い人とそうでない人で身体に及ぼす影響が全く違ってきます。「病は気から」と言われるように精神的なストレスを長年抱え込んでいると自律神経障害になりやすいといえるでしょう。
◆自律神経障害の治療方法
自律神経障害の治療法には色々なものがあります。投薬治療やマッサージ、カウンセリング等様々です。これらの治療方法は非常に良いのですが単独で行っても中々改善しないのが現実です。投薬治療では抗不安剤や睡眠薬などを処方されたりしますがこれらの薬は依存性が非常に高くなりますので特に注意してください。また、マッサージやカウンセリングは一時的には身体が楽になったり、気分的にスッキリするかもしれませんがこれも一時的な物になりますので注意が必要になります。
自律神経障害の治療は人間本来の自己修復力としての自然治癒力や免疫力を上げることにより改善に向かいます。投薬治療やマッサージ、カウンセリングをただ受けるだけではなく日常生活を見直し、自律神経障害の原因を取り除く努力も必要です。
◆自律神経障害の改善と予防
自律神経障害の改善や予防方法としては是非日常生活を見直す事から始めてください。特に不規則な生活習慣などは若いうちから直さないと年齢を重ねた時にコントロールできなくなります。精神的なストレスも早めに取り除くようにしてください。仕事や人間関係など簡単にはいかないかもしれませんが、思い切った対応策により自律神経障害が改善されることもあります。
人間本来の日常生活や正常な精神状態を維持することにより自然治癒力や自己免疫力が高まり、前述した治療方法と併用することで自律神経障害が改善されていくのはもちろんのこと、予防にもつながります。「私は大丈夫」と考える人も多いですがいつの間にか自律神経障害になる可能性もあります。今からでも遅くはありませんので頑張って日常生活を見直してみましょう。
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